はじめての研究会発表

6月27〜28日に札幌のACUで開催された、音声研究会/聴覚研究会/音声学会(SP/H/PSJ)共催の研究会で発表してきました。
やはり、というかなんというか、うまく内容を伝えられませんでした。不完全燃焼感でいっぱいです。うはあ。そこで、なぜ自分の発表がだめだったのか、理由をリスト化し、再発防止策を考えることにします。

  • そもそも内容が散漫
  • 緊張して早口になった
  • スライドの枚数が多すぎ

まず、内容が散漫だった。今回の発表の内容を一言で述べよといわれても、一言でいえない。僕の発表の結論は「構造音声認識においてスペクトル特徴量をつかっても話者性の違いに頑健」、「さらに背景雑音に対する頑健性が向上する」、「NVSの認識実験から音声の動きを捉えるヒトの知覚との関連性が高い」、というものである。こんな散漫な結論では、聞き手は論点をつかめない。
結論は、一つにしぼる。

次に、緊張による早口。卒論発表のときも、輪講のときにも注意されたのになおっていない。次こそ、ゆっくりしゃべろう。緊張しても、緊張に飲まれない。
みんな、じゃがいも。

最後に、これは前者にも関係してくるけど、準備したスライドの枚数が時間に対して多すぎた。25分の発表で、42枚のスライドをつかった。他の人の発表をみていて、一番しっくりくるのが、だいたい1分1枚ペースだった。
スライドは、1枚1分で。

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自分の発表はさんざんだったけれど、それでも得るものはたくさんありました。一番よかったのは、どこかの論文で名前だけ見たことがある先生に、直接あって、話したりできたこと。
まだまだ音声に関するジェネラルな知識が足りず、先生方と研究に関するお話をさせていただくには力不足を感じるところがあった。けど、それでも論文の中でしか知らなかった先生方とお話させていただいたことによって、自分のやっている研究の位置づけをおぼろげに知ることができたし、なによりモチベーションが高まった。
次に先生方にお会いする機会までには、もっと知識を蓄えておきたい。